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2026/05/20

工場の生産性を劇的に向上させるオイルスキマー!浮上油回収装置の完全ガイド③

オイルスキマー設置時のポイント

オイルスキマーを設置する際には、以下のポイントを押さえることで、

初期性能を最大限に引き出すことができます!

 

① 設置位置はタンクの「油が最も溜まりやすい場所」に

浮上油はタンク内で均一に広がるわけではなく、液の流れや機械の配置によって特定の場所に溜まりやすい傾向があります。設置前にタンク内の油の溜まり方を観察し、最も油が集まる箇所にスキマーが届くように位置を調整しましょう。

② 液面の高さに合わせた調整

クーラントタンクの液面は、機械の稼働状況によって変動します。液面が下がりすぎると、チューブやベルトが油に接触できなくなり、回収効率が落ちます。液面の変動幅を考慮した設置高さの調整が重要です。

③ 排出先タンクの容量確認

回収した浮上油を貯留する専用タンクの容量が小さすぎると、すぐに満杯になってしまいます。1日あたりの浮上油発生量の目安を確認し、適切なサイズの回収タンクを用意しましょう。

④ 電源・配線の安全確保

切削液が飛散する可能性がある工場内では、防水・防油仕様の配線処理を徹底してください。感電事故や漏電を防ぐため、設置後は定期的に配線状態を点検することをお勧めします。

 

日常メンテナンスの基本:長く使うための3つの習慣

オイルスキマーは基本的に「設置したら自動で動く」装置ですが、

定期的なメンテナンスによって性能を長期間維持できます。

以下の3つの習慣を取り入れましょう!

習慣① 週1回:切削液タンクの環境確認

切削液タンクの底にスラッジが溜まり、チューブがスラッジをこする事によりチューブの摩耗が進む場合があります。定期的にスラッジを掃除してください。

習慣② 月1回:スキマー本体の洗浄

チューブ・スクレーパーに油と一緒にスラッジ(切粉や汚れ)が付着することがあります。月に1回程度、ぬるま湯や洗浄液で洗浄することで、回収効率を維持できます。

習慣③ 月1回:チューブ・スクレーパーの点検

油を掻き取るチューブ・スクレーパーが摩耗・変形すると、回収効率が大幅に低下します。定期的に状態を確認し、劣化が見られたら速やかに交換しましょう。

 

よくあるトラブルと対処法

現場でよく見られるオイルスキマーのトラブルと、その対処法をまとめました。

 

トラブル① 「油の回収量が急に減った」

原因として多いケース:

  • 浮上油が回収され切削液がクリーンな状態になると浮上油が激減します。装置を一旦停止させ浮上油が溜まったら再稼働させましょう。
  • チューブへのスラッジ堆積による油の吸着力低下
  • チューブ・スクレーパーの摩耗
  • 液面が下がりすぎてスキマーが油に届いていない

対処法:浮上油の回収が終わるケースでは、別売品の二次ろ過機を取り付けると装置を停止させずに連続使用できます。持ち上がった切削液を自動的にタンクに戻せます。

チューブ・スクレーパーの汚れ、摩耗は定期的にチェックし、適時洗浄や部品交換してください。液面の変動が原因の場合は、取り付け高さを再調整してください。

 

トラブル② 「切削液まで一緒に回収されてしまう」

原因として多いケース:

  • ベルトや円盤の回転速度が速すぎる
  • 浮上油が少ない状態での稼働(切削液を無駄に引き上げてしまう)

対処法: このトラブルはベルトスキマー・円盤スキマーでよく見られます。回転速度の調整、または切削液の持ち出しが本質的に少ないチューブスキマーへの変更を検討してください。また、チューブスキマーに二次ろ過機を取り付けると回収された切削液を自動的にタンクに戻します。

 

トラブル③ 「モーターが動いているのに油が回収できない」

原因として多いケース:

  • チューブ・ベルトの摩耗・破損・切断
  • 駆動部のギア・プーリーの摩耗や破損

対処法: 駆動部を目視点検し、回収媒体や駆動パーツの状態を確認してください。明らかな破損がある場合は部品交換が必要です。

 

トラブル④ 「異音がする」

原因として多いケース:

  • 回収媒体(チューブ・ベルト)のよれ・絡まり
  • 軸受けや回転部の摩耗・乾燥

対処法: 一度装置を停止させ、回収媒体の状態を確認してください。軸受けや回転部には、適切な潤滑剤を補充することで改善するケースが多くあります。

 

切削液(クーラント)管理との連携で相乗効果を最大化

オイルスキマーによる浮上油除去は、切削液管理の「一部」に過ぎません。浮上油回収装置の効果を最大化するには、以下の切削液管理と組み合わせることが重要です。

① 定期的なpH・濃度管理

切削液は使用とともにpHが変化し、濃度も変動します。週1〜2回のpH測定と濃度確認により、切削液のコンディションを最適に保てます。

② 切粉・スラッジの除去

浮上油だけでなく、加工時に発生する切粉やスラッジもクーラントタンク内に蓄積します。田中インポートグループのスラッジ・切粉クリーナー SCP20-SF, WF(国内最高クラスの吸引力)と組み合わせることで、タンク内を総合的にクリーンな状態に保てます。

 

  • バクテリアコントロール

切削液の腐敗は、バクテリアの繁殖が主な原因です。オイルスキマーで浮上油を除去すると、バクテリアの増殖を抑制しやすくなりますが、定期的な殺菌処理も組み合わせることで切削液の寿命をさらに延長できます。田中インポートグループではバクテリアによる腐敗防止剤ブルーフレッシュを販売しています。

 

 

オイルスキマーに関するよくあるご質問(FAQ)

Q1. オイルスキマーは24時間連続稼働させた方がいいですか?

A.基本的には、工作機械の稼働時間に合わせた連続稼働が一般的ですが、機械停止中の夜間などでは逆に浮上油の分離が進み回収が効率的な場合もあります。発生する浮上油の量、機械の稼働時間に従ってスキマーの稼働時間帯を決めてください。

 

Q2. チューブスキマーは定期的にチューブの交換が必要ですか?

A.チューブの交換頻度は使用環境によりますが、一般的に1~2年程度での点検と、劣化が見られた場合の交換をお勧めします。田中インポートグループのチューブスキマー TS900は耐久性に優れており、適切なメンテナンスを行えば長期間安定して使用できます。

 

Q3. 複数台の工作機械がありますが、1台のオイルスキマーで対応できますか?

A.チューブスキマーの場合は設置が簡単なため、1台で複数台の工作機械タンクを順番に浮上油回収することが可能です。ただし、各機械専用に1台ずつ設置する方が回収効率は高くなります。現場の状況に合わせてご相談ください。

 

Q4. オイルスキマーで回収した廃油はどうすればいいですか?

A.回収した廃油は産業廃棄物(廃油)として、廃棄物処理法に基づいた適切な処理が必要です。廃油処理専門業者に回収・処分を依頼してください。適切な処理を行うことで、環境負荷を最小限に抑えられます。

 

Q5. デモ機を試してから購入を検討したいのですが、可能ですか?

A.はい、もちろん可能です。田中インポートグループでは、デモ機の無料貸出を行っております。実際のお客様の現場で使用し、回収能力や操作性をご体験いただいてから導入をご検討いただけます。 (デモ機ご依頼ページはこちら:https://www.semi-drycut.com/demo_sample/)

 

 

今回の【コラム】工場の生産性を劇的に向上させるオイルスキマー!浮上油回収装置の完全ガイド

では、スキマーの色々を取り上げてみました!

ご覧いただいた「どの種類のスキマーを選べばいいのだろう…?」のお悩みを少しでも解決できていたら幸いです!

 

これからも実践的な情報をお届けしていきますので、ぜひお楽しみに!

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